ITパスポート資格について

情報処理の世界では様々な資格があり、実施している団体やレベルなども多種多様です。その中でも知名度もあり、企業が重要視している資格の一つとしてITパスポートがあります。これは、IPAという団体が主催している資格で情報処理技術者試験という国家試験の中の一つです。

情報処理技術者試験という資格は、様々な分野に分かれていますが、その中でも一番入門編にあたる資格で、情報処理技術者としてのハード、ソフト、ネットワーク、情報基礎のなどの知識はもちろん、企業会計、企業戦略、ソフトウェア戦略、情報セキュリティなど多方面の知識が求められます。

試験は、そういった企業系の話が中心になるストラテジ分野、コンピュータ関連の知識が中心のテクノロジ分野、ソフトウェア開発が中心のマネジメント分野の3分野に分かれており、それぞれの分野で3割以上、合計点で6割以上の点数が取れれば合格となります。

試験日程は、他の国家試験が4月、10月の年二回の実施なのに対し、ITパスポートはほとんど毎週、どこかの試験会場で試験が実施されています。なので、その会場に空きがあれば、土曜日、日曜日など続けて受験することが可能です。そういった受験のチャンスが多いことも他に比べて合格率が高い一因です。

また、試験問題は4択でコンピュータで解答をするので、試験終了後すぐに合否が分かります。正式な合格発表は翌月にネット上で発表ですが、点数が取れていればまず落ちることはないので、その場で合格がわかると思っていいです。

ITパスポートの試験対策

ITパスポートは経済産業省が認定する情報処理の国家資格です。情報処理分野の入り口に当たる資格試験で、かつて存在した初級シスアド試験の発展型として整理統合されたも... 続きはこちら